低用量ピルとは?
種類・効果・副作用をわかりやすく解説
更新日:2026年4月
1. 低用量ピルとは
低用量ピルは、少量の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲスチン)を含む経口避妊薬・治療薬です。 毎日1錠を決まった時間に服用することで効果を発揮します。
日本では「LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)」と「OC(経口避妊薬)」の2種類があります。 LEPは月経困難症・子宮内膜症の治療目的、OCは避妊目的で処方されます。
💡 LEPとOCの違い
| 種別 | 目的 | 保険適用 |
|---|---|---|
| LEP | 月経困難症・子宮内膜症の治療 | 適用あり |
| OC | 避妊・月経コントロール | 保険外(自費) |
2. 種類と世代の違い
低用量ピルには複数の種類があり、含まれるプロゲスチンの種類によって「第1世代〜第4世代」に分類されます。 世代が上がるほど血栓症リスクが低くなる傾向がありますが、副作用の出方も異なります。
| 世代 | 主な製品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 第1世代 | シンフェーズなど | 古いタイプ。現在はあまり使われない |
| 第2世代 | マーベロン、ファボワールなど | 広く普及。避妊効果が高い |
| 第3世代 | トリキュラー、ラベルフィーユなど | ニキビ改善効果が期待できるものも |
| 第4世代 | ヤーズ、ヤーズフレックス | PMSへの効果が高い。むくみが出にくい |
※どの種類が自分に合うかは医師との相談で決定します。
3. 主な効果・用途
正しく服用した場合の避妊効果は99%以上
生理痛・経血量の減少に効果
イライラ・むくみ・頭痛など月経前の症状に効果あり
ホルモンバランスを整えて肌荒れを改善(種類による)
旅行や試験に合わせて生理日をずらせる
子宮内膜症の進行を抑える効果がある
4. 副作用と注意事項
低用量ピルには以下のような副作用が起きることがあります。多くは服用開始後1〜3ヶ月で軽減します。
よくある副作用(比較的軽度)
- • 吐き気・胃の不快感(服用開始直後に多い)
- • 不正出血・茶色いおりもの(特に服用開始初期)
- • 頭痛・めまい
- • 乳房の張り・痛み
- • 気分の変化・気持ちが沈みやすい
⚠️ 重篤な副作用(すぐに受診が必要)
- • 足のむくみ・激しい痛み(血栓症の疑い)
- • 胸の痛み・息切れ・動悸
- • 激しい頭痛・視力の変化
- • 片側の手足のしびれ・麻痺
ピルを使用できない方(禁忌)
- • 35歳以上で1日15本以上喫煙する方
- • 高血圧・糖尿病の方(条件による)
- • 血栓症の既往歴がある方
- • 妊娠中・授乳中の方
- • 乳がんの既往歴がある方
詳しくは必ず医師にご確認ください。
5. 保険適用の条件と費用
月経困難症・子宮内膜症の治療目的(LEP)は健康保険が適用されます。 避妊目的(OC)は保険外(自費)となります。
保険適用(LEP)の場合
月500〜1,500円程度
診察代・薬代含む目安(3割負担の場合)
自費(OC)の場合
月2,000〜4,000円程度
オンライン診療含む目安
6. オンライン診療で処方できる?
低用量ピル(OC)はオンライン診療での処方が可能です。 スマホから問診・診察を受け、自宅への配送まで完結できます。 ただしLEP(保険適用の治療目的)は対面受診が必要な場合があります。
オンライン処方のメリット
- ✓ 近くに産婦人科がなくても受診できる
- ✓ 待ち時間がない
- ✓ 家族・職場に知られずに処方してもらえる
- ✓ 匿名配送対応のクリニックも多い